「君は実に聡明な人間だ。そして唯一の欠点は、彼女の美しさを理解していないところさ。」
ミクロについてまわる人造人間。自然光に少々弱く、眼鏡は必需品。薬剤の調合や生物の解剖が趣味だが、それらの成果のほとんどは他者に役立つようなものではない。
「こらこらだめだよ。それを頭からかぶるとどれほど醜い人間も体臭が忽ちミクロになる。」
ミクロと同居しているポジティブな変人。長いこと日の当たらない場所で過ごしていたので、お日様の光と世の中の常識にご縁がない。ミクロ以外の女性なんてありえない、と言い張る。