2024年06月09日 備忘録

クリスタでPNG(あるいはJPEG)書き出しすると色味が変わるのを防ぐ方法

クリスタでPNG(あるいはJPEG)書き出しすると色味が変わるのを防ぐ方法

クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)でのPNG(あるいはJPEG)書き出しを行うと、出力されたイラストの色味がどうにも異なる。
その度にスマホに移動させて色味を確認する、という作業もそろそろやめようと思い立ったので調べた。

色味が変わらないようにする

クリスタで任意のファイルを開き、画面上部のメニューから『表示』を選択する。

『表示』メニュー内の下方にある、『カラープロファイル』から『プレビューの設定...』を選択し、『カラープロファイルプレビュー』のウィンドウを表示する。

メニューの選択

開かれたウィンドウ中の『プレビューするプロファイル』をsRGBと表記されているものに変更し、OKを選択。

プロファイルの設定

再び『表示』メニュー内の下方にある、『カラープロファイル』以下を確認する。

先ほど操作を行った『プレビューの設定...』の直下にある『プレビュー』にチェックマークが入っていなければクリックをし、プレビューを有効にする。

プレビューの有効

以上の操作を行うことで、クリスタでの作業中の表示と、書き出し時の色味が同じになる。

なぜ色味が変わるのか

色味が変わってしまうことについて、これは使用されているカラープロファイルの違いが原因。

先述した手法で解決する場合は、

  • クリスタのキャンバスの表示に使われるカラープロファイル
  • 画像の書き出しで使用するカラープロファイル

が異なっているのだと思われる。

基本的にPNG(あるいはJPEG)書き出し時には、『sRGB』というカラープロファイルが適用されている。
一方で筆者の場合、キャンバスの表示に『Display』というカラープロファイルが適用されていた(モニターの環境はiMac)。

Displayで表示

カラープロファイル『Display』での表示

PNG書き出し

上をPNGで書き出したもの

使っているもの(カラープロファイル)が違えばそのように色味が変わる、というだけのことのようだ。